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事業計画書の書き方

2018年4月8日

事業計画書の書き方

起業をするうえで、とても大切な事業計画書。その事業計画書に関して少し深堀して説明して参ります。

何故、事業計画が必要なのか?

事業計画書とは、事業内容や企業の戦略・収益の見込みなどを説明するための文書で、事業の立ち上げ時などに必要な資金調達の際、とても重要な書類となります。

企業が調達する資金の出所としては、返済義務のある「融資(借入)」と、返済義務のない「出資・投資」に分かれます。

融資の場合は、一般的なのが銀行や信用金庫などの民間金融機関などの他、地方自治体や日本政策金融公庫からの公的金融機関なども候補として上がります。

返済の必要がない出資や投資、そしてベンチャーキャピタルや個人投資家(エンジェル投資家)などからの資金調達の場合は、資金と引き換えに株式を渡します。

前述の融資や出資や投資を受ける場合、説得力のある事業計画書がなければ、資金を引き出すことは出来ません。事業計画への精度を事業計画書を見て判断するのです。返済に疑問が生じたら誰もお金を貸しませんし、将来的に成長できる可能性が感じられない企業には誰も出資はしないでしょう。

事業計画に書く内容とは?

事業計画の作るには、まず事業の目的や内容、戦略を書くのが良いでしょうプレゼンと同じで初めに目的を書くことをお勧めします。事業計画書は基本的に文章で説明する必要がありますが、図なども使うと効果的に説明できます。

その上で、売上や利益の予測、資金繰りの予測を立てていきます。この予測を基に、開業時にいくらお金が必要なのか、自分だけでお金を出資出来そうか?と考えていきます。

もし資金を借りたり、出資を受けたりする必要がある場合、銀行や投資家にこの事業計画書を提出し、お金を出してもらいます。「○年間でこれだけ利益が出て、お金を返せそう、配当を出せそう」と説明することを明確に書くのです。

 

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