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市井の美術品を活用したサブスクリプションモデル構築

社会貢献
掲載日:2021-01-10

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希望投資金額 投資・出資 希望

2,000万円

自己PR

私は2017年2月に起業し、今期で5期目です。
設立当社から自らの得意な分野として、美術関連におけるサービスの拡充、とくにICTを用いた仕組みの構築を目指しておりました。
コロナ禍において新たなビジネスとしてアートサブスクリプションを企画、事業再構築補助金の採択を得ております。
(第2回分、令和3年9月2日付)

新型コロナウィルス禍の社会で、今や大きなパラダイムシフトが起こっています。
特に今後社会を背負う次の世代=ミレニアム世代を中心に、所有 → 利用、という動きが顕著で、「サブスク」と呼ばれるサブスクリプションモデルが急成長しています。
そこで弊社は市井に数多く保有されている美術品を元に貸出作品をサブスクし、「美術品そのものが主益を産み出す」仕組み作りを進めています。
今回はこのスキームの立上を目指して多くの方々のご支援、ご協力を賜りたく、登録致しました。

私は数十年に亘る美術館での鑑賞や画廊様との交流により、美術についての造詣が深まりました。
現時における美術業界の課題としては、美術品販売価格の低落が顕著です。
この業界不振により市井に保有されている美術品の毀損滅失や海外流出の惧れが高まっています。
これらを克服し、尚且つ美術品所蔵家様各位にも収益を還元できる仕組みを構築したいと考えております。

日本では文化行政は貧弱であり、二千年に及ぶ連綿たる文化財の承継も危ういと考えます。

そこでサブスクリプションモデルを利用して美術品の収益を確保し、低迷する美術品価格に関わりなく保全や保管を行なうスキーム、並びに具体的な方策を提示します。

皆様の積極的なご支援を何卒よろしくお願い申し上げます。

事業プラン

 主としてサブスクリプションモデルを用いて、市井に所蔵されている美術品の活用を実施し、美術品の保全を図ると共に将来への承継を目指す。
市井の美術品は「文化財」であるが、保全や承継といった対応は全く成されておらず、当プロジェクトは収益を追うだけではなく、収益の社会還元、並びに文化財保護という観点からの意義のあるものである。
私は当プロジェクトを企画立案、運営の中核スキームを立上げ、運営を担う。

Ⅰ.現状の課題と新たな仕組みの創設
背景/市場情勢
美術品の市場はかつて大きな取引があったが、今や愛好家、収集家も減少し、加えて日本の美術市場の低迷(世界での総販売金額の3%程度)を受けて、十年以前の購入額の数分の一で売却できるかも危うい状況である。

美術品所蔵家の状況
 保有する美術品が購入時を大きく下回る価値しかない現状では、例えば相続等の際には、申告の手間(鑑定が必要)があるため相続人は申告することなく、「美術品」を「ゴミ」として廃棄する。
 相続事案でなくとも、所蔵する美術品を「活用」、収益を得ることができる仕組みがあれば、所蔵家もサービス利用を検討する。

Ⅱ.事業モデル構想方策
(1)サブスクリプションモデルの概要 ( 詳細は後述 )
メイン:所蔵家保有の美術品 → トリビュート(模写)作品『 あとり美 』を制作 → NETで募集したアカウントユーザーに貸出・・・・・(A)
サ ブ:所蔵家保有の美術品 → 高精細画像を制作 → NETで募集したアカウントユーザーに公開(主に海外ユーザー)・・・(B)

『 あとり美 』とは・・・
画家・作家・アーティストに依頼して、美術品を「 模写・模造・模刻 」して「トリビュート作品」(模本)を制作する。
この「トリビュート作品」(模本)を当プロジェクトでは「アートトリビュート」と呼び、サービス名称を 『あとり美』 と銘名する。
∵ 日本では古来から美術において、「模本」「粉本」「写し」が尊ばれ、ひとつのジャンルを形成していた。
また「レプリカ」「イミテーション」とすると、「まがい物」とのマイナスイメージが先行するため、ビジネスへのダメージを招く。

(2)事業メニュー
 (A) 『あとり美』サブスク
画家・作家・アーティストが模写・模造・模刻した『あとり美』作品をアカウント登録ユーザーに月額料金を徴して貸出する。
 当初1ヶ月はトライアルとして税別月額=2,000、
次月以降=10,000/月 で提供。
専用サイトを設け、コンシェルジェ機能により好みの作品を推奨し、集客を図る。また申込み・課金はWEBから行なう。
『あとり美』作品にはQRコード等を付して、作品の解説や作者プロフィールや制作された時代背景等を閲覧可能とする。
『あとり美』オリジナル(原本)である美術品の所蔵家には売上の10%を、著作権者には20%を、制作担当作家に10%を、出資者には15~25%を配当する。

(B)『あとり美』デジタル
美術品の高精細画像をDB化し、Webからアカウント登録ユーザー向けに公開する。
特に海外需要を狙い、訪日が叶わない昨今の日本文化に対する高い興味に応えるモデルとする。

(C)『あとり美』販売
サブスクした作品が気に入れば、購入も可能。

投資費用の内訳

必要経費総額:3千万円

当プロジェクトにおいて、所蔵家、著作権者、更に協業頂ける画廊等との調整、
打合せ経費として、主に会議費、交通通信費、消耗品費等に3~4か月の経費として3,000千円。

サブスクリプションモデル構築のためのDB設計、運用企画、サブスクリプション
デザインの要件定義、設計、課金対応要件定義等、主にIT経費として
6,000千円。
尚、サーバー使用、サブスクリプション運用は月額のアウトソーシングサービス
を使用予定。

『あとり美』デジタルとして画像提供によるサブスクリプションを実施するためのコンテンツ生成のための高精細画像作成に5,000千円。

『あとり美』サブスク版での貸出サービス用に「トリビュート作品」を制作頂く際の画材や素材、材料等の費用として10,000千円。
原材料費用は、『あとり美』作品の所有権、現著作権を確保するためは、この費用は必須。

当初販売促進費としてWeb広告やSNS連携、ポスター・パンフレット制作として
3,000千円。

オフィス経費や通信インフラ、消耗品費等経常経費に収益獲得までの6~8ヶ月分として3,000千円。

   以上、合計額=30,000千円。

   内、事業再構築補助金=9,000千円が補助となり、自己資金=1,000千円の不足分として20,000千円をご投資頂きたいと存じます。

収益予想

年次想定:
売上計 76百万円   直接コスト = 34百万円   粗利額 = 42百万円    税引前利益 = 10百万円
(別途コスト:『あとり美』作品制作委託料・画材/材料費 = 16百万円/年、管理費・販売促進費等 = 16百万円/年)


(A) 『あとり美』サブスク  (アカウント数 = 530 → 1,050):
著作権料、及び 所蔵家、製作者、投資家への還元分をコストに含む
年次売上 = 47百万円   直接コスト = 29百万円   粗利額 = 18百万円
 
(B) 『あとり美』デジタル  (アカウント数 = 600 → 1,000):
インフラ経費=『あとり美』サブスクと共通 → (A)に計上
年次= 29百万円  直接コスト = 5百万円   粗利額 = 24百万円

投資家への還元方法

ご出資希望額: 2,000万円
ご出資者様への還元: 還元利益率 = 20%見込み
事業開始1年後以降1年半、売上金額の15%を毎月配当 想定累計: 24百万円

起業家へメッセージの送信

起業家

起業家:Shin_Arttribiさん

メッセージ: 9名の打診を受けてます。

性別:男性

年代:67才

本人確認:運転免許証

事業形態:法人

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